雑記

ビッグバンリリースがつらすぎる、失くさねば

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ビッグバンリリースが巨大化してきた

今年の初め頃にリリースをしたプロダクトの保守開発をしているのですが、最近ビッグバンリリースが多くなってきており、マージ後の動作確認がかなり辛くなってきてしまっている。

そもそもビッグバンリリースはプロジェクトの健全性が著しく損なわれてしまう、悪しきものであるという風潮が強い昨今、うちのチームはリリースごとに、どんどんビッグバンが巨大化してしまっています。

新規改修や顧客の要望、不具合の改修など日毎にプログラムの修正が増えてきている一方で、リリースの頻度はあがらず10日に一回くらいであるため、一回のリリースで変更されるソースが膨れ上がってしまっています。

昨今、ビッグバンリリースは不健全の象徴と呼ばれるほど、やらないようにするべき行為です。

ライブラリアンが疲弊してしまっている件

ライブラリアンっていうマージ専門の人がいるのですが、その方はもう疲れ切ってしまっています。

その方は非常に高い製造力を持っているので、ソースの管理を託された、というよくある理由でライブラリアンをやっているのですが、度重なるビッグバンリリースが原因で魂をすり減らしています。

それもそのはず、2週間前の修正との競合!3週間前の修正をマージ!という、神経をすり減らす作業をしているので疲れて当然です。

そして止めと言わんばかりにやってくる、ビッグバンリリース直前の動作確認!2日間ほどかけて動作確認をやらされている!なお、顧客の指示でエビデンスまで取っている!

これは本当に大変です。心労を考えるだけでゾッとします。

そして不具合が発生する

ビッグバンリリースをするとたいてい不具合が発生するんですよね。

なぜなら大量の修正が一挙に入ると、ひとつひとつの修正に対する確認が浅くなってしまうから。

もちろんひとつひとつの修正ごとにテストを実施しているが、経験が浅い人員のコードも含まれているため、品質はバラバラです。

品質を担保するために何か工夫をするべきだというのはもっともな話ですが、いかんせんビッグバンリリースの力で強いエンジニアが動作確認を延々している(なんでや)という状況。

内容にもよりますが、その不具合修正が次のリリースに含まれてビッグバンが超ビッグバンとなっていく悪循環。

なんなら修正箇所が多すぎて、起きた不具合の原因調査で半端ない時間が浪費されていく。

うーんビッグバン(混乱)。。。

ビッグバンリリースを失くす方法

ビッグバンリリースを失くすためにはどうすればいいかを調べていると、アジャイルというワードが出てくるんですよね。

なんと私達のプロジェクト、アジャイルらしいんです。嘘でしょ!

お客様がアジャイル開発にしたいと言い始めて開始したようですが、なんならリリースをまとめようとしてくる!なんでやねん!

ビッグバンリリース避けよう

ということで、このプロジェクトでビッグバンの悲劇がなくなるのは一体いつのことなのか全く分かりませんが、頑張って健全なプロジェクトを目指していきたいと思います。

お客様がアジャイルをやりたいと言い始めたら、アジャイルについてしっかり理解してもらってから初めないとビッグバン地獄がスタートする可能性があります。

ぜひ気をつけていただけると私がやられた価値があるってもんです。