年が明けてからの数日間は、おせち料理やお雑煮を楽しみながら、ついついゴロ寝三昧になるものですよね。お正月モードからなかなか抜け出せず、気づけば「明日から仕事か…」とため息をつきながらベッドでゴロゴロ。そんな人も多いのではないでしょうか。
しかし、最近はリモートワークが一般化し、自宅で仕事をこなすスタイルが当たり前になりました。そこで一つの野望が生まれます。「このままゴロ寝しつつ、正月休みを延長したような気分で仕事ができないか?」──まるで永遠に終わらない休日のように、寝転がりながらメールやビデオ会議をさばく究極の働き方を、本気で考えてみませんか?
この記事では、リモートワークとゴロ寝を最大限にコラボさせるためのアイデアを、ご紹介していきたいと思います。たとえば寝袋ワークチェアの自作から、リモート会議中にお餅を焼く裏ワザまで、ちょっと笑えるような小ネタを盛り込みながら、「働いてるのか休んでるのか分からない新時代の働き方」を妄想してみましょう。
ゴロ寝×リモートワークの可能性
まず、リモートワークが普及した背景には、仕事の効率化や通勤時間の削減など、合理的な理由がありました。ただ一方で、「どこでも仕事ができる」というメリットが、裏を返すと「どこでもゴロ寝しながら仕事ができる」という可能性に繋がるのは必然ですよね。実際、在宅勤務でパジャマのままPCに向かう人もいれば、ソファやベッドに寝っ転がって資料を読む人も珍しくなくなりました。
ならばもう一歩進んで、思い切って「ほぼ横になったまま働く」スタイルを極めてみようじゃないか──というのが今回のテーマ。新年に生まれたゴロゴロ欲を満たしつつ、ちゃんと仕事もこなす。しかもそこにワークライフバランスを高める要素があるとしたら、意外とアリだと思いませんか?
たとえば1時間に1回はしっかり起き上がってストレッチをするとか、集中力を維持するためにタスクごとの目標を設定するとか、少し工夫を加えれば、ただ怠けているだけとも言い切れない働き方が作れそうです。
寝袋ワークチェアを作ってみよう?
ソファやベッドでゴロ寝をしながら仕事をするのもいいですが、さらに進化した環境を追求するなら、“寝袋ワークチェア”なるものを自作してみるのはいかがでしょう? 具体的には、ある程度姿勢を保てるリクライニングチェアに、寝袋をセットしてしまうスタイルです。
- ステップ1:リクライニングチェアを最大限倒せるタイプのものを用意
- ステップ2:寝袋を背もたれ部分に固定し、椅子と一体化させる(アームレストなどにうまく紐でくくり付ける)
- ステップ3:ノートPCやタブレットを保持できる小さなテーブル、もしくはアーム付きトレイを装着
- ステップ4:寝袋に包まれながら、微妙な角度調整をしつつ作業開始
結果的には「椅子+寝袋=ほぼ横になっている」という不思議な姿勢で仕事ができます。下半身は寝袋のぬくもりに守られ、上半身はギリギリ画面が見える程度に起こす感じ。そのままうとうとしてしまう危険もありますが、正月休み気分を味わいながらパソコンに向かえるメリットは大きいでしょう。
もちろん正式なオフィスチェアとは違うので、長時間これだけで過ごすと腰痛や肩こりのリスクが高まる可能性は否めません。やりすぎないことが大切ですが、あくまで“試験運用”として一度トライしてみると、案外クセになるかもしれませんよ。
リモート会議中にお餅を焼く裏ワザ
年末年始といえばお餅。しかしたいていの会社では、会議中に「すみません、今お餅焼いてます」なんて言いにくいですよね。そこで、リモートならではの裏ワザを考えてみましょう。
- 会議用バーチャル背景の設定:キッチンが散らかっていても、バーチャル背景なら問題なし。白い壁の無機質な背景を装っておけば、ちょっと離れてお餅を焼いていてもバレにくい…?
- マイクミュートのタイミング:焼いている音やキッチンの音が入らないよう、必要に応じてミュート。その間にお餅をひっくり返す。
- ホットプレート+ローテーブル活用:在宅ならホットプレートを机の下にセットしておけば、座りながらでも餅を焼ける環境が作れるかもしれません。
もちろん仕事の大事なプレゼン中や、クライアントがいる会議でやるのはNGでしょう。しかし、チームメイトとの雑談ベースのミーティングなら、「実は今お餅焼いてます」とカミングアウトすることで逆に場が盛り上がることもあるかもしれません。リモートワークが普及してからというもの、ペットや家族の乱入や、ちょっとした生活音は“あるある”ネタになってきていますよね。そこにお餅の話題も加えれば、正月気分の延長が楽しめるでしょう。
働いてるのか休んでるのか? 新時代のワークライフバランス
このように、ゴロ寝とリモートワークを組み合わせると、外から見れば「本当に働いてるの?」と思われるかもしれません。しかし、実際は仕事自体をちゃんとこなしていれば問題ないわけで、必要なタスクをきっちり処理し、会議やミーティングも滞りなく進められるなら、誰からも文句を言われる筋合いはないはずです。
人によっては「ワークライフバランス」の理想形に近いと感じるかもしれません。ゴロ寝スタイルでリラックスしながら働くことで、ストレスを感じにくくなったり、通勤時間の無駄をさらに減らせたりというメリットが期待できます。とはいえ、ずっとゴロゴロしているとやはり体がなまる可能性は高いので、適度に散歩やストレッチを挟むのがおすすめです。
また、リモートワーク全盛期から一転して、「そろそろ出社に戻ろう」という企業や世論も増え始めています。完全在宅が当たり前ではなくなりつつある今だからこそ、「ゴロ寝リモート」を満喫できるうちにしておきたいという見方もできるでしょう。出社義務が復活すれば、寝袋ワークチェアやお餅を焼きながら会議なんて、夢のまた夢ですからね。
ゴロ寝ワーク実践時の注意ポイント
ここで、実際にゴロ寝ワークを取り入れる際のポイントや注意点をまとめてみます。あくまで楽しみながら、かつ健康や仕事の質を損なわないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
- 姿勢に気をつける:寝袋ワークチェアはあくまで遊び心。長時間続けると腰を痛めたり、肩こりが悪化するリスクがあるので、適度に姿勢を変えることが大切。
- 休憩のタイミングを決める:一見ラクそうに見えても、実際は横になりっぱなしだと体がこわばります。1時間おきに5分程度のストレッチや、立ち上がって水分補給するなど、オンオフをはっきり区切ると良いでしょう。
- オンライン会議のマナー:カメラONにしたまま横になっていると、どうしてもだらしない印象を与える恐れあり。必要に応じてカメラをOFFにするか、相手が気にならない雰囲気なら、「今、寝袋スタイルで失礼します」など断りを入れておくのもアリ。
- 仕事の成果を重視:やはり最終的には「仕事の質と成果」こそ大切。ゴロ寝しながらでもきちんと成果を出していれば、周囲から文句を言われることは少ないでしょう。
まとめ:正月気分を引きずりつつ、リモートワークを楽しもう
正月休みが終わっても、心はまだお正月気分。そんなときに「ゴロ寝×リモートワーク」を掛け合わせたらどうなるか──結論としては、「ダラダラと見せかけて、じつは意外とアリな新時代の働き方」になるかもしれません。寝袋ワークチェアの自作や、リモート会議中にこっそりお餅を焼くなど、ちょっとしたアイデアを盛り込むだけで、仕事と休日の境目が曖昧になったような不思議な感覚を味わえそうです。
ただし、このスタイルがずっと続くと心身への影響や、出社義務が戻ってきたときのギャップなど、乗り越えるべき課題も考えられます。あくまで「一時的な楽しみ」や「柔軟な働き方の可能性」として取り入れ、ワークライフバランスをより豊かにする手段の一つとして捉えてみてはどうでしょう。
リモートワークという自由度の高い働き方は、実はまだまだ進化の途中です。ゴロ寝しながらの仕事がもう少し一般的になれば、「働いているのか休んでいるのか分からない」ような、ゆるっとした未来が待っているのかもしれません。新年のダラダラ感を引きずりつつ、ぜひ一度チャレンジしてみる価値はあるかも? あなたの正月休みは、まだまだ終わらないかもしれませんよ。