お正月といえば、家族団らんや福袋、初詣──そしておせち料理やお雑煮をたっぷり味わう贅沢な季節ですよね。気づけばいつもの倍ほどカロリーを摂取してしまい、鏡開きの頃には「あれ、体が重い…」なんて経験をされた方も多いのではないでしょうか。いわゆる“おせち太り”です。年末年始の美味しい料理は魅力的ですが、その代償として体重計が示す現実はなかなかシビア。
そこで思い浮かぶのが「よし、フィットネスジムに通って正月太りを解消しよう!」という王道の対策。しかし、新年の抱負としてゲームを思いっきり楽しみたいという人も少なくないはず。実際、長期休暇中に積みゲーを一気に消化したい、あるいはオンラインゲームでレベルを上げたいなど、“ゲーマー魂”に火がついている方もいることでしょう。
ところが、ジム通いは筋肉を育てるには最高ですが、どうせならゲームも最大限楽しみたい。しかしゲームに没頭すると長時間座りっぱなしになり、せっかくの運動量が水の泡になるかもしれません。そんな矛盾に満ちたライフスタイルをあえて“ハイブリッドライフ”として楽しんでしまおう──というのが本記事のテーマです。
お正月太りの原因は“摂取過多”だけじゃない?
実は、「おせち料理はカロリーが高いから太る」という意見もあれば、「単純に運動量が激減しているだけ」と見る向きもあります。年末年始は外出する機会が減る一方、座っている時間が増えるため、摂取カロリーがそれほど高くなくても、基礎代謝や消費カロリーが落ちて体重が増えがち。
そこで「よし、運動しよう!」となるわけですが、新年の抱負としてフィットネスジムに入会すると、最初のうちはやる気に満ち溢れて連日通う方もいますよね。ところが後から襲ってくる筋肉痛や疲労感、そしてふと我に返って「自宅のゲームが恋しい…」という感情が湧くことも。
結局、「仕事始めまでの数日だけ通って、あとは行かなくなる」というパターンにもなりかねません。そう、我々は正月太りを解消するつもりが、いつの間にか座りっぱなしのゲーム生活に逆戻りしてしまう生き物なのです。
フィットネスジムで体を鍛えるメリット
まずはポジティブに、フィットネスジムに通うメリットをおさらいしておきましょう。
- 有酸素運動で脂肪燃焼:ランニングマシンやエアロバイクなど、苦しいけど達成感がある。
- 筋トレで代謝アップ:スクワットやベンチプレスなどで筋肉を刺激することで、基礎代謝量が増えやすい。
- 専門家のアドバイス:トレーナーからフォームやメニューをアドバイスしてもらえるので、効率よく鍛えられる。
- モチベーション維持:周りにトレーニングしている人がいるとやる気が出る。
こうした環境に身を置くと、気分も新たになりお正月太りを解消するには最適です。筋力がついてくれば姿勢も良くなり、ゲームで長時間座っていても腰痛や肩こりが出にくくなるという意外なメリットも期待できます。まさにゲーマーにとっても一石二鳥!
ゲーミングチェアで長時間ゲーム三昧
さて、一方でゲームを楽しむ環境として欠かせないのが、“お尻と背中の居心地”を左右するゲーミングチェアです。最近は驚くほど高機能なものが増えており、クッション性やリクライニング角度、ランバーサポートなど、ちょっとしたオフィスチェアを超えるレベルの快適さを誇ります。
ただ、このチェアがあまりにも快適すぎるゆえに、つい何時間も座り続けてしまうという落とし穴があります。FPSやMOBAなどオンライン対戦ゲームに夢中になると、気づけば5時間、6時間が経過…なんてこともザラ。運動すればカロリーを消費できるのに、ゲームに没頭しすぎると、その分を差し引きゼロに近づけてしまうのが残念なところ。
とはいえ、ストレスを発散できる娯楽としてのゲームは、有効な趣味の一つです。“心の健康”を整える意味では、適度なゲームライフはむしろプラスに働くかもしれません。そこで考えたいのが、運動とゲームをどう共存させるかというテーマです。
ジムとゲーミングチェアを往復するハイブリッドライフ!
ここで大胆な発想として、「ジムとゲーミングチェアを往復する」生活スタイルを提唱してみます。具体的には、こういう流れを想像してみてください。
- 朝イチでフィットネスジムへGO。ランニングマシンで30分ほど走って、筋トレを少し。
- 帰宅後にシャワーを浴びて、プロテインを補給。気分爽快!
- 食事を済ませたら、ゲーミングチェアに腰を下ろし、オンラインゲームを楽しむ。
- 2時間おきにストレッチタイムを設けて、軽く体を伸ばす。
- 夜はもう一度ジムへ行き、軽い有酸素運動やリラクゼーション系のプログラムを受ける。
- 帰宅後、ゲーミングチェアでゆったりYouTubeや配信を観てリラックス。
このように、一日の中で「運動」と「座りゲーム」を交互に取り入れる形です。無論、「そんなに毎日ジムに通う余裕はない!」という声が聞こえてきそうですが、週2~3回のジム通いでも同じことが言えます。ポイントは“メリハリ”。運動をするときは集中、ゲームするときもガッツリ楽しむ。どちらも全力でやることで、結果的にストレスなくカロリーをコントロールしやすくなるのです。
ハイブリッドライフの難しさ──でも続けられれば最強
とはいえ、実行してみると分かるのですが、ジムとゲームを両立するのは意外とハードルが高いです。特に「運動後にゲームをすると、疲れて眠くなる…」という問題や、「ゲームに熱中しすぎてジムへ行くタイミングを逃す」というありがちな落とし穴があります。
それでも、ある程度計画を立てて行動すれば、ゲームと運動を程よくミックスすることは不可能ではありません。トレーニングの後には爽快感や達成感があるので、ゲームへのモチベーションが高まる人もいるはず。さらに体づくりが進んで体力が増すと、ゲーム中の集中力や反射神経が上がる…かもしれません(そこは保証できませんが、気分的には何となく改善しそうですよね)。
まとめ:お正月太りは“メリハリ”で解消しよう
おせち料理やお雑煮を堪能したあとの“お正月太り”は、決して珍しい現象ではありません。むしろ多くの人が毎年恒例のように体重の増減に悩まされています。だからこそ、そこにフィットネスジムという選択肢を組み込み、さらにゲーミングチェアによる快適なゲームライフも楽しみつつ、うまくバランスを取る──そんなライフスタイルが提案されてもいいのではないかと思うのです。
運動しながら好きなゲームも存分に楽しむことで、「カロリーを消費した分、ゲームで取り返しちゃうかも…」というツッコミもある意味ネタとして楽しむのがポイント。ガチでダイエットをするならさすがにゲーム時間はセーブすべきという声もありますが、無理なく続けられる趣味と健康管理の両立こそが現代人に求められている生き方とも言えるでしょう。
「トレーニングでヘトヘトになった体をゲーミングチェアで癒しながら、次の筋トレメニューを考える」──そんな新時代の“ハイブリッドライフ”は、意外とアリかもしれません。お正月太りで憂鬱になっている方も、まずは軽い運動とゲームの両立を試してみてはいかがでしょうか。いつの間にか体も心も元気になり、結果として新年を快調にスタートできるかもしれませんよ!