スマホアプリ開発

Google Playで配信していたAndroidアプリが削除されてしまった話

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私はFlutterを使ってiOSとAndroidアプリをいくつかリリースしているのですが、実は先日Androidアプリが1つ削除されてしまいました。。。

→無事アプリが復活しました。

他の方の参考になるよう、備忘録と情報共有の意味合いを込めて当記事を書いています。

削除されても復活できるケースもあるので、諦めずに対応してみていただきたいです。

タロットカードが不適切なコンテンツと判定を受けて削除される

ある日、GooglePlaySupportから以下の件名でメールが届きました。

Action Required: Your app is not compliant with Google Play Policies(アプリ名)

君のアプリはポリシーに違反しているよ。アクションが必要です。という旨のタイトルだったので少々ビビりながらも、直さなきゃいけないのかあくらいに軽く思っていました。

しかし、メールを読んでいくと血の気が引いていきました・・・

性的なコンテンツと冒涜的な表現」で違反しているため、君のアプリはGoogle Playから削除したよ!とのことでした。

違反しているつもりもなかったですし、現実感がなかったのですが、Google Playを見てみると該当のアプリのステータスが「Googleによって削除」になっており、うわあまじか・・・と、このあたりからこれはやばいぞと感じ始めました。

しかも修正しても同じアプリとしてGoogle Playに再公開することは出来ず、別のアプリとして再申請する必要があるようです。事実上既存のユーザーとはお別れということになってしまいます。

さて、一体何に引っかかったかというと、アプリで使用していた一部のタロットカードが原因でした。

それが以下のカードです。ウェイトライダーという種類のタロットカードである「悪魔」のカードが性的コンテンツとして引っかかりました。(ウェイトライダー版はタロットカードの中で一番有名なカードです。)

どうやらヌードが含まれるためアウトとのことでした。うーん厳しい。

ひとまず、ポリシーを今一度読んでいくと以下の記述がありました。

ただし、ヌードを含むコンテンツであっても、その主目的が教育、ドキュメンタリー、科学または芸術で、不快感を与える内容でなければ認められる場合があります。

https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/9878810

私としては、占いを目的にタロットカードを使用しているわけなので、ポリシー違反はしていないと主張できるのでないだろうか?と思ったのと、Google Playに公開されている他のアプリでは普通に同じ絵柄のカード(むしろもっとアウト)が使用されているのも確認できたので、異議申し立てをしてみました。

申し立てしてみた結果

結果としては、「ポリシー違反している。」というのは覆りませんでした。

(他の開発者が出しているアプリも通報したらストアから消えるのか・・・?)

ただし、修正して問題なければ同じアプリとして再度公開できるようにしたとの連絡をもらうことができました。→既存のユーザーを失わずに済みました。

なお、そのメールには次違反したらさらなる措置をする可能性があると記載があり、非常に怖かったです。。。アカウントBANの可能性もあるらしいので。。。

ということで、タロットカードを別の物に差し替えて審査に提出した結果、無事承認されてストアに復活することが出来ました。

占いアプリについての独り言

個人的には今後占い関連アプリの作成はしないようにしようと思っています。

というのも、占いで使用する道具って結構際どい絵柄であることが多いからです。今回アウトになったタロットカードだけでもヌード以外に「死神」などといった、なんとなくアウトになってもおかしくなさそうなカードが存在していたりします。

いつアウトになってもおかしくないものを使うのはあまりにもリスキーです。

また、iOSでは「占い」ジャンルのアプリは数が多くなっていることで、審査が厳しくなっているようで、かなり高いクオリティであったり特筆して優れた機能がないと、審査で落ちてしまい公開すら出来ない状況です。

個人使用用途であれば作っても良いと思いますが、公開したいという占いアプリはリスクに対するメリットがあまりにも薄い気がするので、占いアプリ界隈から私は撤退です。。