新卒や中途の入社研修などでJavaを題材とする場合、たいていOracleのJava BronzeかSilverの取得が目標になります。
私も新卒入社した会社の研修でJava Bronze SEを取得しました。
本記事では私の経験や周囲の情報から、Java Bronze SE(Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE)を高確率で取得するための方法を紹介します。
Java Bronzeを高確率で合格する方法
まずはJava Bronzeを高確率で合格する方法をご紹介します。
Java Bronzeを合格するには60%の正答率が必要ですが、高確率で合格するために80%程度の正答率が取れるように勉強することを目指していきます。
模擬試験などで80%の正答率を取れても、本番では70%くらいしか取れないものです。
そのため万全を期すためには80%の正答率を目指して勉強していくべきです。
80%の正答率を取るためには以下の方法で勉強していきます。
- 紫本を1周して内容を把握する(オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE)
- Oracle公式の動画を見て理解を深める
- 黒本を2周して問題に慣れる(徹底攻略Java SE Bronze問題集)
Java Bronzeの参考書としていわゆる紫本という本が使われることが多いですが、プログラミング初心者やJava言語が初めての人が、紫本の勉強だけで試験に挑戦すると大体40%〜70%くらいの得点率になります。
受かる人は受かりますが、そこそこの人が不合格になる可能性のある得点率です。
高確率で合格するためには紫本のあとに、公式動画、黒本を使って勉強することをオススメします。
※ちなみに受験料が約15,000円なので落ちるとかなり痛いです。
[重要]Java Bronzeは自宅受験することができます。
そのため、参考書を見ながら回答することができますが、この試験で課題になってくるのは、制限時間に対する問題量の多さです。
特にプログラミングの経験は少ないが、まずは資格を取るという人(新卒さんに結構いる)だと、問題を解ききれないことによる失点が発生してしまいます。
対策として非常に有効なのが、黒本で試験の問題形式に慣れておくということです。
以降で紫本、黒本、公式動画を用いた勉強の手順を解説していきます。
Java Bronze攻略法1 紫本を1周して内容を把握する
勉強の始めは紫本を1周して、Java Bronzeの試験範囲を把握します。
紫本とは「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE」という本のことで、表紙が紫であるため紫本と呼ばれています。
紫本はプログラミング初心者やJava初心者の方でも入門しやすいように、Javaの基礎の基礎からJava Bronzeの全範囲までを網羅しています。
そのため、まずは紫本を1周することでJava Bronzeの試験内容を把握しましょう。
ただし紫本の勉強だけで試験を受けるのはあまりオススメできません。
紫本は初心者がJavaの基礎を学んだり、Java Bronzeの範囲を把握するには最適な本ですが、一方で試験対策という面では模擬試験が2回分付いているだけなので少々物足りません。
私が新卒入社した会社では、紫本だけで試験に挑んだ同期の1/3が1回不合格になっています。
紫本だけで挑むとだいたい得点率が50%〜70%程度となるので、受かる人は受かりますが、そこそこ落ちてしまいます。
そこで、高確率で合格するために紫本を1周したら試験対策という面で次の対策を取っていきます。
Java Bronze攻略法2 Oracle公式の動画を見て理解を深める
紫本を1周した状態だと、なんとなくJava Bronzeの試験範囲を把握した状態となりますが、試験慣れしていないので紫本の模擬試験を解いても60%取れないと思います。
そこで、まずはなんとなく把握した状態をしっかりと理解して定着させます。
そのためにオススメの勉強が、YouTubeにあがっているOracle社公式のJava Bronze解説動画を見てふわふわした知識をしっかり定着させることです。
動画は以下から見ることができます。
動画は2つあり、合わせて2時間程度です。無料です。
紫本で理解が曖昧な部分を集中して見ることで、理解を深めるように使います。
紫本と公式の動画でJava Bronzeの出題範囲の知識をしっかりと習得したら、そこそこの確率で合格できるようになりますが、この時点ではまだ知識を身に着けただけで試験対策ができていません。
そのため、確実に合格するためには次の黒本を使用した勉強で、試験対策をしていきます。
Java Bronze攻略法3 黒本を2周して問題に慣れる
紫本、公式動画で知識を定着させたら、仕上げに試験対策をしていきます。
試験対策をするかしないかで合格率が大きく変わってくるので、しっかりと対策していきましょう。
試験対策では黒本を2周やりましょう。
黒本とは「徹底攻略Java SE Bronze問題集」という本のことで、紫本と同じく表紙が黒であるため黒本と呼ばれています。
黒本はJava Bronzeの試験対策に特化した参考書です。
内容のほとんどが実際の問題形式で、問題→解説を繰り返す構成となっています。
実際のJava Bronze試験の問題に酷似した問題が使われているので、黒本で勉強していくと試験であれ?この問題黒本で見たぞということが頻発するようになります。
高校受験や大学受験でいう過去問演習のようなことができるというわけです。
黒本を2周まで勉強すると、高確率でJava Bronzeに合格することができます。
大体得点は80%程度取ることができるようになっているでしょう。
紫本だけで合格することも確かに可能ですが、不合格になってしまうと受験料の15,000円が無駄になってしまいます。再試験を受ける場合、再度15,000円払う必要があります。
黒本は2,750円で購入することができるので、不合格になって15,000円追加で払うよりも断然安く済みますし、不合格になるという経験をしないで済みます。
是非、紫本だけでなく黒本も使用して1発合格を目指してください。
まとめ
Java Bronzeを高確率で合格するためには以下の勉強をしましょう。
- 紫本を1周して内容を把握する(オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE)
- Oracle公式の動画を見て理解を深める
- 黒本を2周して問題に慣れる(徹底攻略Java SE Bronze問題集)
Bronzeだから簡単だろうと油断していると、意外と落ちる試験です。
黒本を使用して試験対策まで行うと、高い確率で合格することができます。
落ちてしまうと受験料(15,000円)が無駄になってしまうので、黒本を使用して1発合格を狙いましょう。
本記事を参考にしていただき、Java Bronzeに合格していただければ幸いです。
1つ上の難易度であるJava Silverを取得したい人はこちらの記事もご参考にしてください。
紫本「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE」
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