JavaScriptを触っていると、よく目にする単語がありますよね。「node」「npm」「npx」「yarn」など……。
僕も最初は似たような名前ばかりで混乱しました。正直、違いが分からずに使っている時期もありました(笑)。
でも、それぞれの役割や使い方を理解すると、JavaScript開発がずっと楽になります。
この記事では、これらのツールの違いと使い分けを分かりやすく整理して解説します。
ぜひ最後まで読んでみてください!
nodeとは?簡単におさらい!
「node」は正式には「Node.js」という名前で知られている、サーバーやローカル環境でJavaScriptを動かすための環境(ランタイム)です。
つまり、ブラウザがなくてもJSコードが動くんです。
nodeの特徴は?
- サーバーサイドJavaScriptの代表格
- Chromeと同じエンジンで高速動作
- CLIツールも作れる万能選手
僕も最初はJavaScriptはブラウザ専用だと思っていましたが、nodeの存在を知った時はちょっと感動しましたね。
npmとは?パッケージ管理ツールの定番
「npm」は「Node Package Manager」の略で、Node.jsのパッケージを管理するためのツールです。
パッケージとは、便利なライブラリやモジュールのこと。npmを使えば簡単にインストールできます。
npmの主な役割は?
- パッケージのインストールや削除
- パッケージのバージョン管理
- ライブラリの検索や公開も可能
プロジェクトに必要なライブラリを簡単に追加・削除できるので、開発が格段に効率化されます。
npxってnpmと何が違うの?
「npx」はnpmに標準でついてくる便利なツールで、「Node Package eXecute」の略称です。
一言でいえば、パッケージをインストールせずに一度だけ試せるコマンドです。
npxの嬉しい特徴
- インストール不要で一時的に実行
- 常に最新バージョンを利用可能
- プロジェクト作成時によく使う
僕が初めてnpxを使ったのはReactのプロジェクト作成時でした。
コマンド一発で環境が整うのは本当に快適でしたね。
yarnはnpmと何が違う?どっちがいい?
「yarn」はnpmと同じようにパッケージを管理するツールです。
npmに比べて後発ですが、今ではnpmに並ぶ人気があります。
僕も一時期はyarn推しでしたが、最近のnpmも進化しているので迷うところですね。
yarnの主なメリットは?
- npmと互換性がある
- 高速なインストール(キャッシュ機能)
- パッケージの安定した管理が得意
npmでも十分に管理できますが、特に大規模プロジェクトではyarnの高速さがありがたいことも多いですね。
node・npm・npx・yarnの違いを表で整理!
ここまでの内容を表でまとめました。
項目 | 説明 | 主な用途・特徴 |
---|---|---|
node | JavaScript実行環境(ランタイム) | ブラウザ以外でJSコードを実行 |
npm | Node.js標準のパッケージ管理ツール | ライブラリの管理(追加・削除・更新) |
npx | npm付属のパッケージ一時実行コマンド | パッケージをインストールせず一時的に実行 |
yarn | npmと互換性のあるパッケージ管理ツール | npmより高速・安定した依存管理 |
npmかyarn、どちらを使うか問題
ここでよくある疑問が、「npmとyarnはどっちを使うべき?」ということ。
実は、どちらでも基本的には同じものが動きます。ただし、次の点に注意が必要です。
- 同一プロジェクトでのnpm・yarn混在は非推奨
- lockファイルが異なるため、依存関係に差が生じる可能性がある
つまり、チーム内やプロジェクト内で「どちらを使うか」をしっかり決めておくのが重要なんです。
僕のおすすめは、最近よく使われている「corepack」というツールを使って、どちらかを明確に指定する方法ですね。
corepackって何?
実は最近のnpmには「corepack」という公式ツールがあり、これを使えばnpmかyarnを明示的に指定できます。
package.json
に以下のように指定して、パッケージマネージャを固定できます。
"packageManager": "yarn@1.22.21"
corepackを使えば、「このプロジェクトは絶対yarnだよ!」と明示できます。これでメンバー間の迷いも消えますね。
僕自身、corepackを導入してから、チーム内でのパッケージ管理の混乱が一気に解消しました。まだ導入してない方はおすすめですよ!
まとめ
今回は「node」「npm」「npx」「yarn」について詳しく解説してみました。
- JavaScript実行環境は → node
- パッケージ管理は → npmまたはyarn
- インストールなしの一時実行は → npx
- npmとyarnは互換性があるが混在は避ける
- パッケージマネージャの指定はcorepackが便利
特にnpmとyarnの違いは知っておいて損はありません。どちらもよいツールですが、プロジェクト内では統一を忘れずに!
ぜひ開発環境を整える際の参考にしてくださいね!