Flutterでアプリを作るときに、開発の効率を上げてくれるサービスや、アプリの品質を底上げしてくれる便利なサービスをどれくらい使っていますか?
便利なサービスを使えば、ホットリロードで快適な開発体験を味わうことができるFlutterのアプリ開発を更にブーストしてくれること間違いなしです。
この記事では私が普段Flutterでアプリを作る際に使用している、オススメのサービスを8つ紹介します!
Flutterアプリの作成で便利なサービス一覧
今回紹介する便利なサービスは全部で8つです。
「デザイン、素材の作成に役立つサービス」と「実装に役立つサービス」の2つに分けて紹介していきます。
デザイン、素材の作成に役立つサービス
- Adobe XD
- Canva
- Google Fonts
- 効果音ラボ
- BOOTH
実装に役立つサービス
- DartPad
- pub.dev
- RevenueCat
デザイン/素材の作成に役立つサービス
デザイン、素材の作成に役立つサービスを5つ紹介します。
アプリのUIをより良いものにするためには欠かせないサービスです。
Adobe XD
Adobe XDはデザインを作成する際に重宝するサービスです。
操作性が非常に良く、簡単な操作でアプリのデザインを作成することが可能です。
私はワイヤーフレームを作成するのにAdobe XDを使用しています。
また、XD to Flutterというプラグインを使用することで、Adobe XDで作成したデザインを再現できるWidgetのコードを生成することができてしまいます。
若干の手直しは必要ですが、Widgetを1から書く必要がなくなるので非常に便利です。
Canva
Canvaはデザイン作成を直感的に行うことができるサービスです。
Adobe XDは全体的なデザインイメージを作成することに向いていますが、Canvaはアイコンなどの部分的なデザインを作成することに向いています。
基本的に無料で使用可能で、pngやjpgの画像を作成することが可能です。
豊富に用意された素材を組み合わせて、画像を作成する感じです。
自分で素材を作る場合は非常に使いやすいサービスです!
また、有料になってしまいますがCanva Pro(月額約500円)を使用するとsvg形式の画像をダウンロードできたり、背景透過した画像をダウンロードできるので、より品質の高い素材を作成することができるようになります。
svgファイルは画面のサイズが変わってもボヤケルことなく綺麗に表示できるので、使える場面ではsvgファイルを使うとアプリの品質向上に役立ちます。ちなみにflutter_svgというパッケージを使用することでFlutterでsvgファイルを簡単に扱えるようになります。
Google Fonts
Google Fontsは無料で使用できるフォントをダウンロードすることができます。
アプリのイメージに合うフォントをダウンロードして使用することで、アプリをより作り込んでいくことができます。
使い方は非常に簡単で、使いたいフォントをダウンロードして、プロジェクトに配置し、pubspec.ymlでfontを指定するだけでOKです!
効果音ラボ
スマホアプリといえば効果音も大切な要素の一つです。
効果音ラボではフリー素材の効果音を無料でダウンロードして、使用することができます。
効果音の種類は非常に豊富かつ、使いたくなるものが揃っているので、自分のアプリに使う効果音がきっと見つかるはずです。
BOOTH
BOOTHは素材などの販売サイトです。
アイコンや背景素材などを自分で作成しても良いのですが、他の人が作ったものを使うという手もあります。
BOOTHではアイコンなどの画像素材などを購入することができます。
価格は販売者次第ではありますが、だいたい500-2000円くらいで購入することができます。
自作に手間がかかることや、そもそも良い素材を作成できない場合に、BOOTHで購入してしまうというのは効率の面でも品質の面でもアプリ開発に良い影響をもたらしますよ!
綺麗な画像がアプリに表示されているとテンションが上りますしね!
実装に役立つサービス
ここからはFlutterで実装する際に役立つサービスのご紹介です。
DartPad
DartPadはブラウザ上でDartコードを書いて実行することができるツールです。
手軽にDartを試すことができるのでかなり助かります。
Flutterでアプリを作成しているとき、ちょっと試してみたいコードがある場合などにプロジェクトのコードを汚染せずにに試せるので非常に便利です。
私はよく日付の比較の確認などで試し書きしてみたりしています。(日付の比較なんとなく理解しているのですが、同日を含むか含まないかなど曖昧になってしまいます。。。)
pub.dev
pub.devはFlutter/Dartの公式パッケージリポジトリーです。他で言うとMavenのような感じです。
Flutterで開発している多くの人が使用しているであろうサービスです。
便利な機能を使わせてもらうことが可能です。
pub.devについては説明することもさほど無いですが、オススメの使い方としてトップページの少し下の方にある「Most popular packages」に表示されているパッケージを見てみると、今人気のパッケージが分かるので、今こんな便利なパッケージがあるのかーという感じで発見があるので楽しいです。
RevenueCat
RevenueCatはアプリの課金処理を楽に実装できるようにしてくれるサービスです。
iOSの課金処理を実装しようとすると、レシート検証など諸々やらなければいけなく、非常に手間がかかったり、AndroidはAndroidで課金処理を実装しなくてはいけないのですが、RevenueCatを使用するとOSごとに処理を分けることなく課金処理を実装することができます。
アプリのマネタイズといえば広告や課金など色々ありますが、やはり課金は候補として上がってくると思います。
近頃は月額や年額課金のサブスクリプション形式の課金が流行っていますが、RevenueCatを使用すればサブスクリプションも簡単に実装することができます。
もちろん単発の課金や買い切り型の課金も実装できるので、課金処理ならRevenueCatがあればOKという感じです!
また、サンドボックスモードでテストもできるので、そのあたりも安心できるのも素晴らしい点です。
まとめ
Flutterで開発をする際に使うと便利なサービスのご紹介でした。
実際に開発をするときは効率や品質なども考える必要が出てくるので、こういった便利なサービスを駆使することが大切だと思います。
この記事が皆様の選択肢の一つとなれば幸いです。
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