JavaでUUIDを使用する際の手順をまとめました。
UUIDは「Universally Unique IDentifier」の略です。直訳で世界で唯一のIDで、世界中で重複しないIDです。GUID「Globally Unique Identifier」と呼ばれることもありますが、現代ではほぼ同じ概念と考えて問題ありません。
UUIDにはいくつかの生成方法がありますが、今回は一般的に使用されることが多い、version4を使用する方法をまとめていきます。
JavaでUUIDを生成する
JavaでUUIDを生成する方法は非常に簡単です。
JavaのutilパッケージにUUIDというクラスが用意されているので、それを使用することで、生成や操作をすることができます。
以下はUUIDv4を生成するコードサンプルです。
import java.util.UUID; public class Uuid { public static void main(String[] args) { // UUIDを生成 UUID uuid = UUID.randomUUID(); // UUIDをStringに変換する System.out.println(uuid.toString()); } }
実行結果は以下のとおりです。
40c79cf6-bf1d-4f87-8cb9-95fb5a8fc619
UUIDを生成し、Stringに変換することができました。
この値はUUIDなので、世界のどこかで誰かがrandomUUID()を使用したとしても、私が使用したとしても、同じ値が生成されることはありません。唯一のIDを生成することができます。
StringからUUIDクラスに変換する方法
UUIDの検査を行いたいシーンなどでは、UUIDクラスに備わっているメソッドを使用したいのので、Stringで取得したUUIDをUUIDクラスに変換したくなります。
以下のようにUUIDクラスのfromStringにString型のUUIDを渡すことで、UUIDクラスに変換することができます。
import java.util.UUID; public class Uuid { public static void main(String[] args) { String uuidStr = "40c79cf6-bf1d-4f87-8cb9-95fb5a8fc619"; UUID uuid = UUID.fromString(uuidStr); System.out.println(uuid.toString()); } }
実行結果は以下のとおりです。
40c79cf6-bf1d-4f87-8cb9-95fb5a8fc619
Stringから変換したUUIDをStringで表示すると、もとのuuidStrの値となったので、正しく変換できていることが確認できました。
まとめ
JavaでUUIDのv4を生成するには、utilパッケージのUUIDクラスを使用することで簡単に生成することができます。
もし、自分のシステムだけではなく、世界で唯一のIDを生成したいケース(他システムとの連携など)があれば、UUIDの使用を検討してみてください。
Javaでは非常に簡単にUUIDを扱えますよ。
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