新卒の就活でITエンジニアを目指している人、就職が決まっている人は多くいると思います。
ITエンジニアの仕事で有名なものに「プログラミング」があります。クラウドエンジニアと人気を二分する仕事です。
さて、プログラミングをする場合、何らかの言語(JavaやPython、PHPなど)を使ってプログラミングをすることになりますが、企業が人を採用する場合には圧倒的に求めているプログラミング言語が存在しています。
それは「Java」です。
近年は「Python」がお手軽で機械学習にも強いということで初学者には特に人気がありますが、企業が求めているスキルは圧倒的に「Java」が多いです。
本記事では「Java」のスキルがなぜ企業に求められているのか、Javaでできることは一体何なのか?という点をご紹介していきます。
また、おまけで新卒エンジニアを目指す方などの初学者向け、Javaを学ぶための学習ロードマップも公開しますので、是非読んでいってください。
Javaはなぜ企業に求められるのか?
企業が新卒エンジニアに入社までに勉強しておいてほしいプログラミング言語で、堂々の1位となっているのが「Java」です。
ちなみに2位は「C/C++」で3位は「JavaScript」です。次いで4位には「Pyhon」が入ってきます。
逆にエンジニア就活者が習得したい言語の1位は「Python」が1位です。
なお、新卒だけではなく中途採用でも「Java」が求められる言語1位となっています。
なぜそれほどまでにJavaの需要が高いのか?と、Pythonはそこまで需要がないのか?という2点を以下で解説します。
なぜ企業のJava需要が高いのか?
企業からのJava需要が高いのはなぜでしょうか?
以下の理由から推測できます。
- Javaで様々なものを作成できる
- Javaは歴史がある言語なので情報量が多い
- 企業で作成するシステムは規模が大きくなる
- Javaが使える人は比較的多い
企業で開発するシステムは規模が大きくなってきます。そのため、作りたいシステムを作れる言語、かつ人を集めやすいという条件を満たしているプログラミング言語を使用する必要が出てきます。
これを満たしているのが、まさに「Java」です。
多くの企業がJavaを使える人を求める、Javaができる人材が増える、更にJavaの案件が拡大する、Javaができる人が必要とループするため、Javaができる人材の需要はどんどん高まっているというのが現状です。
Javaが多く使用される→Javaの人材が増える→Javaをできる人が集まりやすい→Javaが更に使用される→Javaの人材が増える→Javaをできる人が集まりやすい→・・・
たとえば金融系のシステム開発や、Androidアプリの開発などさまざまな分野の開発でJavaが使用されています。
また、特定の企業に絞ってみていくと、Google社では社内で使用されている言語で「Java」はTOP3に入っています。
今後も企業でのJava需要は安定して伸び続けるでしょう。
ちなみにこのサイトでは、Javaの実装のポイントや学習方法など公開しているので、よろしければご覧になってください。
Pythonの需要はどうなのか?
さて、新卒エンジニアが習得したいと考えているPythonは需要という面で見るとどうなのでしょうか。
DjangoというWebフレームワークを使ったWebサイトの制作案件や、機械学習の案件があります。
しかしながら、案件の数はJavaや他の言語と比較するとあまり多くありません。
機械学習など高いスキルが求められるため、年収は高くなる傾向がありますが、募集の数は多くないといった状況です。
Pythonで仕事をしたい場合、Pythonという言語ができるだけでなく、DjangoといったWebフレームワークを使うことができたり、機械学習についての深い知識などといった深く高いスキルが求められます。
この高いスキルというのはかなりハードルが高く、新卒のエンジニアが持っていることはほとんど無いでしょう。
Pythonの案件は中途採用で実力がある人を取るケースが多いです。
Pythonを使う会社で、新卒のエンジニアを募集している会社は存在してはいますが、需要は高くありません。
Javaで何ができるの?
そもそもJavaでは何ができるのでしょうか?
具体的には以下のようなものを作成することができます。
- Webサイト
- Androidアプリ
- デスクトップアプリ
- 組み込みソフト
このようにJavaはさまざまなものを開発できますが、Javaを学べばそのどれもができるようになります。※もちろん分野特有の勉強も必要になりますが。
何をやるにしてもJavaができれば対応できる可能性があるため、Javaエンジニアの需要はずっと高い状態となっているのです。
また、Javaの影響を受けて作成されたKotlinという言語や、クロスプラットフォーム開発ができるフレームワークであるFlutterのDartという言語など、Javaができると習得しやすい言語が存在します。
これらはスマホアプリを作ることができるため、注目されている言語です。Javaを学習していると習得しやすい言語であるため、Javaを学習している新卒エンジニアにはスマホアプリエンジニアとなってもらうこともできます。
Javaは万能ですね・・・!
Java学習ロードマップ
おまけですが、Javaの学習ロードマップをご紹介します。
以下の記事にまとめてあるので、よろしければご覧になってください。
「エンジニア未経験者がJavaを効率的に勉強する手順を紹介します【学習ロードマップ】」
結論:新卒エンジニアはJavaを学んでおくべき
企業のJava需要は非常に高いです。
組織として開発するためには非常に優秀で、業務で使う言語としても都合がいい言語であるため、今後もJavaの需要は非常に高い状態が続くでしょう。
逆に新卒エンジニアが習得したい言語であるPythonは需要自体はあるものの、求められるスキルが高いことから、新卒エンジニアがIT企業に入りたい場合、Pythonを学ぶのはあまり良い選択とはならないかもしれません。
IT企業に入ってプログラミングをやりたいという新卒エンジニアは、Javaを学ぶことをオススメします。選べる企業が大幅に増えるはずです。
入社してスキルを付けてから、Pythonで機械学習をやることはできます。キャリアプランにPythonが入ってくるというのはエンジニアとして非常に良いことだと思いますが、まずは入り口に立つためにもJavaを学び就職するというような、キャリアプランを組み立てていくことが大切です。