占いには多くの用語が存在しますが、その中でも特に重要なものをこの記事で解説します。これを読めば、占いの世界がもっと身近に感じられるでしょう。
タロット
概要
タロットは、中世ヨーロッパで生まれたとされる占いの一形態です。一般的には78枚のカードからなり、大アルカナと小アルカナと呼ばれる2つのカテゴリーに分けられます。
歴史
タロットの起源は明確ではありませんが、15世紀のイタリアでゲームとして使われていたという記録があります。その後、18世紀になって占いとしての用途が広まりました。
カードの種類
- 大アルカナ: このカテゴリーには22枚のカードがあり、それぞれが特定の象徴や意味を持っています。例えば、「愚者」「魔術師」「女教皇」など。
- 小アルカナ: このカテゴリーには56枚のカードがあり、4つのスート(杯、剣、棒、硬貨)に分けられます。
占いの方法
- 質問者(クエリエント)が質問を考えます。
- カードをシャッフルし、一定数を選びます。
- 選ばれたカードに基づいて解釈を行います。
注意点
- タロットは未来を100%正確に予測するものではありません。ガイダンスとして用いるべきです。

占星術(Astrology)
概要
占星術は、天体の位置と人間の運命や性格との関連性を探る古代からの学問です。西洋占星術と東洋占星術が主な形態であり、それぞれ独自の解釈と方法論を持っています。
歴史
占星術は数千年前から存在しており、バビロニア、エジプト、ギリシャなど多くの文明で研究されてきました。中世ヨーロッパでは、占星術が科学と密接に関連していました。
星座とプラネット
- 星座: 西洋占星術では、12の星座が用いられます(例:牡羊座、牡牛座、双子座など)。
- プラネット: 各プラネット(例:太陽、月、火星など)もまた、特定の性質や影響を持っているとされています。
占いの方法
- 生年月日、出生時間、出生地を用いてネイタルチャートを作成します。
- 星座やプラネットの位置に基づいて解釈を行います。
- 特定の時期や状況に対する予測を行う場合もあります。
霊視(Clairvoyance)
概要
霊視は、通常の五感を超えて未来や遠くの場所、または霊的な存在を「見る」能力を指します。この能力は、スピリチュアルな領域でよく議論され、多くの文化や宗教で異なる形で存在しています。
歴史
霊視は古代から存在しており、シャーマン、神託、預言者など、多くの文化でその存在が確認されています。近代では、心霊研究やパラサイコロジーの一環としても研究されています。
方法と種類
- 予知: 未来の出来事を「見る」能力。
- 透視: 物理的な障壁を超えて物事を「見る」能力。
- 霊的視覚: 霊やオーラ、エネルギーを感じ取る能力。
霊視を行う際のステップ
- リラックスと集中: 霊視を行う前に、深呼吸や瞑想で心を落ち着かせます。
- 質問または目的の明確化: 何を知りたいのか、何を見たいのかを明確にします。
- 視覚化: 閉じた瞳の裏でイメージを形成し、それに集中します。
- 解釈と共有: 得られたイメージや情報を解釈し、必要な場合は他人と共有します。

四柱推命(Four Pillars of Destiny)
概要
四柱推命は、中国の占術の一つであり、生年月日と時刻に基づいて人生や運命を読み解く方法です。この占術は、天干地支という十干と十二支の組み合わせを用いて、個々の運命や性格を分析します。
歴史
この占術は古代中国に起源を持ち、数千年にわたって研究と実践が行われています。日本、韓国、ベトナムなど、他の東アジアの国々でも広く用いられています。
方法と種類
- 命柱: 生年月日と時刻から導き出される四つの柱(年柱、月柱、日柱、時柱)を基に分析します。
- 運命の流れ: 各柱が示す天干地支の組み合わせによって、人生の各段階での運命の流れを読み取ります。
- 相性診断: 二人の命柱を比較して、相性や運命のつながりを分析します。
四柱推命を行う際のステップ
- 生年月日と時刻の確認: 正確な生年月日と出生時刻が必要です。
- 命柱の計算: 四つの柱(年柱、月柱、日柱、時柱)を計算します。
- 分析と解釈: 各柱と天干地支の組み合わせを用いて、運命や性格を分析します。
- 運命の流れの読み取り: 人生の重要な時期や運命の転機を予測します。
ヌメロロジー(Numerology)
概要
ヌメロロジーは、数字が持つ象徴的な意味やエネルギーを用いて、人々の性格や運命を解析する占術です。この学問は、古代から存在し、多くの文化で異なる形で実践されています。
歴史
ヌメロロジーは古代エジプト、バビロニア、ギリシャ、そして後にはユダヤのカバラなど、多くの古代文明で研究されてきました。
方法と種類
- ライフパスナンバー: 生年月日を用いて計算され、人生全体の運命や目的を示すとされています。
- デスティニーナンバー: 名前に基づく数字で、運命や目標、才能に関連しています。
- ソウルナンバー: 深層心理や内面の欲求を表す数字です。
ヌメロロジーを行う際のステップ
- 生年月日と名前の確認: 正確な生年月日とフルネームが必要です。
- 数字の計算: 各種のナンバー(ライフパスナンバー、デスティニーナンバーなど)を計算します。
- 分析と解釈: 計算された数字に基づいて、性格や運命、才能を解析します。
ペンデュラム(Pendulum)
概要
ペンデュラムは、一定の長さの紐やチェーンに小さな重りがついたもので、占いやエネルギーの測定に用いられます。振り子の動きを通じて、直感や高次の知識にアクセスするとされています。
歴史
ペンデュラムは古代から多くの文化で使用されており、特にヨーロッパの占術や神秘主義において重要な位置を占めています。
方法と種類
- イエス・ノー質問: 簡単な質問に対する答えを得るために使用されます。
- エネルギーフィールドの測定: ペンデュラムを用いて、人や場所のエネルギーを測定することがあります。
- オブジェクトの選定: 何を選ぶべきかを決定する際にも用いられます。
ペンデュラムを行う際のステップ
- 質問の設定: 何を知りたいのか明確な質問を設定します。
- ペンデュラムの振り子を安定させる: 手でしっかりと持ち、安定した状態で振り子を動かします。
- 解釈: ペンデュラムの動きを観察し、それに基づいて解釈を行います。
オラクルカード(Oracle Cards)
概要
オラクルカードは、タロットカードと同様に占いや自己啓発のために使用されるカードですが、タロットとは異なり、固定された枠組みや意味がありません。各デッキには独自のテーマやメッセージが含まれています。
歴史
オラクルカードは比較的新しい占いの形式であり、20世紀後半に人気を博しました。多くの種類があり、それぞれに独自の起源と意味があります。
方法と種類
- 一枚引き: 簡単な質問や日々のガイダンスに用いられます。
- スプレッド: 複数のカードを使ってより詳細な情報を得る方法です。
- テーマ別: 恋愛、仕事、健康など、特定のテーマに焦点を当てたデッキもあります。
オラクルカードを行う際のステップ
- 質問の設定: 何を知りたいのか明確な質問を設定します。
- カードをシャッフル: カードをよく混ぜ、エネルギーを均一にします。
- カードを引く: 質問や目的に応じて一枚または複数のカードを引きます。
- 解釈: 引いたカードに基づいてメッセージやガイダンスを読み取ります。
まとめ
占いの世界は深く、多くの用語がありますが、基本的な用語を理解するだけで、占いがより楽しめるようになります。この占い用語集が皆さんの占いライフを豊かにする一助となれば幸いです。
占いに興味がある方、是非この用語集を参考にしてみてくださいね。